BTT2016の日記

美容師ってなんだ。お前らそんなんでいいのか?

美容師に一言以上物申す!21  

割れ窓理論

実話なんだけど、昔なニューヨークの市長ジュリアーニが、なんでこの街はいくら頑張っても犯罪がなくならないんだ!って悩んでいたんだ。悩んで悩んで悩んだあげく、やったことはなんと街の掃除だったんだよ。しかも市長自らがやったんだ。もちろんたくさんの仲間とやったんだけど、まずは地下鉄の落書きを徹底的に消したところ無賃乗車が減ったんだ。それから街を綺麗にしたことで、重犯罪が減った。1990年代の初めと終わりとでは、発生率75%減。すごいな!75%も減ったんだぞ!驚異的な数字だよな。良いものや、できているものを伸ばすのは簡単だが、マイナスなものって投げやりになりやすいだろ。それを取り組んだ市長はすげぇぞ。それでだ、そのことを「割れ窓理論」というんだ。建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される。という考えだ。ディズニーランドにはゴミが落ちていないだろ。あれはすごい戦略なんだぞ。掃除担当はしっかりいるんだが、意外となすごい頑張っているわけではない。なぜなら徹底してゴミをなくすことで、来園されたゲストもそこら辺にガムやゴミを捨てようと思わなくなるからだ。わかるか?徹底して掃除をすることで、ゲストもマナーを守るというわけで、結果的に掃除の仕事が減るわけだ。お前の美容室でなかなか思い通りにならない理由の1つはそれなんだよ。まずは椅子かズレテいたり、鏡に指紋がついていたり、フロントのペンや修正テープが定位置に置かれずにそこらへんに置いてあったり植物の葉がホコリまみれだったり、そういうのを徹底すれば、そこで働く美容師達もそれが普通だと思い始め、良くなるぞ。それを命令だけだして、何にもしないから上手くいかないんだ。ところでだ。俺が言うお前とはお前のことだぞ。お前がアシスタントだろうと、ペーペースタイリストだろうと、オーナーだろうと、お前がやるんだ。誰かを頼ったり、それは自分の仕事じゃないと思った時点で違うぞ。