BTT2016の日記

美容師ってなんだ。お前らそんなんでいいのか?

美容師に一言以上物申す!31

「指名のとりかたを教えてやる(上級編)」

とうとう上級編だ。ここからは難しいから店長クラスか、店長になりたいヤツ向けかもしれんな。まぁ将来のためにとりあえず聞いとけ。上級編はシンプルだが難しい。だから話すことも少ないしわかりやすいぞ。では説明をする。お前が初級編、中級編をしているのに、指名率が伸び悩んでいるのは他にも理由があるんだ。それはな、お前がお前のやりたいようにやっちまってるからだ。もちろん、美容師としては立派なんだろう。他の店でも通用するだけのスキルも持ってる。しかしなんで指名率が伸び悩むんだっていったらお前がその美容室のことを理解してないからだ。どこの店にも必ず想いがあってな、それが経営理念だったり、コンセプトだったりするんだが、分かりやすくいうならオーナーとたくさん話をしろ!ってことだ。その店にはターゲットがあってペルソナがある。そのペルソナに合った店作りをしている。当然だな。そしてお客様は新規も顧客もペルソナに近い。だがお前のなかのペルソナは違うんだ。ということは当然波長は合わない。例えばだ、お前の店は白髪染めの年輩客ばかりだとしよう。しかしお前は若い人をやりたい!と思っている。年輩の客からしてみたら、「あなた(美容師)は私にたいしてそんな接客をするなら私はあなたに合わないわ!」と、お前のことを見抜いているんだよ。それがスキルがあっても指名率が伸びない理由だ。これは非常にシンプルだし簡単そうだが、できない。だから上級編なんだ。オーナーから見たお前は粗だらけだ。もっと早く店に来てほしいし、もっと隅々まで掃除をしてほしいし、もっと練習をしてほしいし、もっと自主的に動いてほしいし、もっとセルフブランディングをしてほしい。

つまりだ。

「店(会社)はお客様にたいしてペルソナがあるが、美容師にたいしてもペルソナがある。」

これが今回のテーマを一言で現したものだ。お前がオーナーの望む美容師像を演じるだけでも指名率はあがる。性格は変えなくていい。美容師とは役者でもある。お客様の前では理想の美容師を演じる努力をしているだろ。店にとっても同じで、理想の美容師を演じてほしい。そうすれば必ず指名率は伸びるぞ。難しいが、だからこそ上級編だ。