BTT2016の日記

美容師ってなんだ。お前らそんなんでいいのか?

美容師に一言以上物申す!41

コンサルティングをお前がしてみろ!」

昨今、コンサルティングについて物議が醸し出されているだろ、エセが増えてきている。資格がない。詐称しているのではないか?日本において、中小企業診断士コンサルティングをするうえでの正式な唯一の資格であるが、そもそもコンサルってなんだ?となるとわからん。最近では美容室でカウンセリング(意味→悩みを訴える人の相談に応じ、助言や指導をすること)という言葉からコンサルテーションという言葉に変えているところがある。意味は「相談、専門家の診断を受けること」とある。まぁ、これだけだとどちらも同じような意味になりがちで、言葉を変えているだけだと思われやすいがな。今回は視点を変える。読者はコンサルをしている俺が考えていることや、考え方を知り、見聞を深めていることになるが、お前がコンサルをする立場になってみろ、という視点だ。いつまでもあまえているな。訓練なんだよ。インプットは意味がない。アウトプットをしてはじめて自分のものとなるからだ。じゃあな、課題を出すぞ。お前は店に行くだろう?カフェ、居酒屋、服屋、雑貨屋、コンビニ、駅もだ、その行く先々で、問題点を見つけ出し解決してみろ。それが課題だ。最初はワケわからんかと思うからヒントをやろう。

1、「たまたま行ったカフェでコンサル」
カフェに行って席に座ったらテーブルがぐらついていた→それってテーブルに手を置く度にコーヒーが揺れてこぼれそうになるし、違和感がある→昨日、今日の出来事ではないし店員は気づいていないようだ→俺ならテーブルの脚についているゴムを回して調節するか、段ボールを丸く切って脚の裏に貼るかするがな→つまりだその店のレベルはそこで判断できるということだ。

2、「たまたま行った服屋でコンサル」
服屋に行って試着をするが、男女同じ部屋でカーテン1枚だけなので見えてしまわないかなどドキドキしてしまう→かといってスペースに限りがあるのでしょうがないだろう→しかしレイアウト次第ではそういう気遣いはできるのではないか→つまりレイアウトを考えたデザイナーがそこまでの気遣いがないということなのか→そういう細かいところも考えればよりよい環境になるのに。

3、「居酒屋にてコンサル」
居酒屋に行ってメニューを渡されたが、なんだか淡々としていると思った→よく見てみたらメニューと値段だけ書いてあり工夫がされていないようだ→俺なら人気No.1とか、店長のおすすめ!とか、食べてもらいたいメニューを写真にするとか、しかも美味しそうにだ!→この店はやる気がないのか、そういう方針なのか、やっぱり気になる。

いいか、これは訓練であり、全ては自店でいかすためだ。だから心で考えるだけでいい。そうしないと一緒にいるヤツがお前と飯を食いたくなくなるし、一緒に行動をしたくなくなる。それが良いことでも悪いことでもだ。なぜなら一緒にいるヤツは「買い物や食事を楽しみたいだけ」であり、そんな分析の話を聞きたいわけではないからだ。
レストランに行って「ここの店、出てくるのが遅いね」でも「ここの店、接客態度が良いね」でもそんなことをいっちゃダメだ。ん?なんで良いことも言ったらダメなの?となったら視野が狭い。コンサルの訓練をしている最中の分析は言葉が違うからだ。普通のときは
「ここの店員さん、良いね」
コンサル分析中だと
「ここの店員さんの接客、対応について考えると、合格点だね」
この違いだ。自然と言葉が変わる。だから誰にも言わないほうがいい。自分一人でコンサルの訓練を楽しむんだ。その習慣がつくと、自分の店で見えないものが見えてくるぞ。