BTT2016の日記

美容師ってなんだ。お前らそんなんでいいのか?

美容師に一言以上物申す!43

「何のために美容師をするのか」

美容師も一人の人だ。人だから考える。考えて行動をするし、考えて行き着く答えがある。その自分で導きだした答えを
「検証したいんだ!分かってくれ!」
というのが、上下関係の下の意見だ。そうすると上は、
「自分で導きだした答えもいいが、それをしてきた結果、今のお前がいる。いつまでもそのレベルでいることはエゴを意味していることがわからんのか!?」
だ。でな、美容室も会社だ。会社だから社長がいる。社長も人間だから性格があり、社長の方針がある。例えば「売上」
売上をこだわる社長っているよな。その社長は、
「生産性を高めろ!店販を売れ!トリートメント比が低い、なんとかしろ!再来率が低いぞ!ちゃんと料金もらえ!」
ってな。でだ、元に戻るぞ。下はね、
「俺らってそんなことをするために美容師になったわけじゃねぇ~んだよ。なんで数字なんだよ!来ていただいたお客様を綺麗にした結果、それが売上になるんだろ!なんで数字から先に入るんだよ!」
ってなるわけだ。そうすると社長は
「そんなこと言うんだったら結果を見せてみろ!結果も出せないヤツに言う資格なんかねぇ!」
と、なるわなぁ。そうすると下は
「そうじゃねぇよ!結果を出すために頑張るけど、先に数字が来るから美容師が嫌になってんだ!」
じゃあ、社長はというと、
「そこまでいうなら、自分でやればいいんだよ。自分が社長になって自由にやれよ!できないんだろ。ここの会社にいる以上、ここの方針があるんだ!ここにいるなら従え!」
っていうよなぁ
堂々巡りとはこういうことだな。誰が悪いんだ?
組織に属しているということを理解できない雇われ美容師か?それとも、美容師の気持ちが分かってあげれない社長か?
まぁ、たしかにそうだよ。どっちともなんだよ。しかしだ。しかしだよ。マーケティングの視点だとそうではないんだ。もう何度も書いているから分かるよな。美容室とは
「美容師(社員)」
「美容室(会社)」
「お客様(顧客)」
の三つのバランスで成り立つ。ここの話のなかには、お客様が入ってないだろ。だから堂々巡りになるんだよ。
美容師の目線→お客様を大事にする
美容室の目線→お客様を大事にする
どっちも大事にしている。じゃあ何をもって大事にしている?という視点になると、
美容師の目線→目の前のお客様を綺麗にしたい
美容室の目線→たくさんの顧客から支持をされたい
この違いは、美容師は担当したお客様のことをいっているが、美容室は店に関わる全員のお客様のことをいっている。だから喧嘩になるんだ。じゃあ、どうすればいいかっつうと、
美容師は、予約をお断りしているお客様や、他の担当者のお客様、まだ来たことがないお客様や、半年不来のお客様のことを考える必要がある。
美容室は、それらのことを美容師に教える必要がある。
それがお互いの価値共有を深め、溝が減り、やりたい仕事が見つけられるようになる。つまり、やりたい仕事とは美容師に教えることを社長がちゃんとやっているかってことなんだ。わかるか?